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パーマのかかる仕組み

2019/01/13
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① ペプチド結合
アミノ酸の基本的な結合。過度のアルカリ剤、過酸化水素で加水分解されて切断します。

② シスチン(S-S)結合
システイン2分子が結合したもの。1剤の還元剤によって切断され、2剤の酸化剤で再結合してS-S結合に戻ります。

③ イオン結合
-(マイナス)イオンと、+(プラス)イオンの結合。髪の健康な状態は、イオン結合がしっかり結合しているpHが弱酸性(pH4.5~5.5)の状態(=等電帯)。髪のpHがアルカリ性に傾くと、イオン結合が切断されます。

※-イオンになるアミノ酸…グルタミン酸、アスパラギン酸(酸性アミノ酸)
+イオンになるアミノ酸…アルギニン、リジン(塩基性アミノ酸)

④水素結合
水に濡れると切断。乾かすことで再結合します。

4つの結合とパーマのかかるしくみ

パーマ剤の反応プロセスと4つの結合は深い関係があります。
4つの結合のうち3つの結合を切断し、美容技術の中で最も効率的に髪を軟化させる薬剤がパーマ1剤です。

  • ・水素結合 ←薬剤塗布で切断
  • ・イオン結合 ←パーマ剤がアルカリ性なので髪のpHもアルカリ性に傾くことによって切断
  • ・S-S結合 ←1剤の還元作用で切断

※すべてのシスチン結合が切断されるわけではなく、強いパーマ剤でも髪のシスチン結合の約20%しか実際には切断されていません。

パーマ2剤の酸化剤で戻せるのは、シスチン(S-S)結合だけです。pHを等電帯(pH4.5~5.5)にし、髪を乾かすことで、イオン結合と水素結合が元に戻ります。
ウェーブはこの3つの結合で作られているので、パーマ処理においては、3つの結合をしっかりと戻すことが重要です。
これができていないと、弾力の低下と間充物質の溶出によりウェーブ形状の固定化ができず、パーマがとれやすくなります。さらに、髪の強度低下、水分量低下にもつながります。