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2018/09/09
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こんばんは

美容室ルールモードです

今日はパーマについてです。

パーマによるダメージにはいくつか要因がありますが、
その中で2剤処理と後処理の対策について詳しくみてみましょう。

○2剤処理について
2剤の塗布ムラがあると、シスチン(S-S)結合がしっかり戻らない部分ができてしまい、ダメージにつながります。
塗布ムラをなくすために下記のことに注意しましょう。

 2剤を2度付けする。…ロッド1本1本丁寧に塗布しましょう
 ロッドの裏側もしっかり2剤を塗布する。…ロッドを持ち上げて1本1本塗布しましょう
 ロッドアウト後、残った2剤を全体に塗布する。…よく揉み込んでから軽く流すとウェーブヘアのコンディションを整えやすくなります

○後処理について
2剤処理によってシスチン(S-S)結合はほぼ戻り、多少pHも下がりますが、それでもpH8以上のアルカリ性のままです。
その状態のままだと、どのようなダメージにつながるのでしょうか?

 

なぜストレートパーマ履歴があるとパーマがかからないのか。

アイロンストレートによる毛髪ダメージの影響は非常に大きいものです。
過度のアイロン施術により、パーマをかけるために必要なケラチンタンパクが変性してしまいます。

ゆでたまごが生卵に戻らないように、一度変性したタンパク質は決して元には戻りません。
タンパク質が変性すると、パーマであれば、パーマがかからないという問題が起きたり、ヘアカラーでいえば染料が毛髪内部に浸透しにくく、ムラになりやすくなります。

ウェーブをコントロールする薬剤的要因は6つの要因があります

チオグリコール酸とシステインでは、還元力の数値が同じでも、パワーは同じではありません。
還元剤の種類が違うと同じ還元剤でも、ウェーブの強弱は異なります。
アルカリ度(アルカリ剤の量)も同様です。
6つの要因のうち、ひとつでも変化させることで、
ウェーブをコントロールすることが可能ですので、ひとつの要因だけで判断できません。
システインは、チオグリコール酸と比較して還元力が弱いので、還元力をカバーするために、pHが高くなります。
pHをあげればパワーはアップしますが、ダメージの原因にもなりますので、かかりを強めながらも、ダメージをさせないためのバランスが重要です。